1月12日(火曜日)、春日部市議会議員団による研修があり、

「新庁舎建設計画について」視察して参りました。

視察場所は茨城県水戸市です。

人口は270,540人、世帯数117,511

(平成27年4月1日現在)

水戸市では、市役所本庁舎、消防本部庁舎、水道庁舎が

昭和46年から47年の間に完成しましたが、

これらは新耐震基準施行以前(昭和56年6月1日以前)

に建てられた建物であり、設備機器類の老朽化が進んだ為、

平成20年頃から、市役所本庁舎、消防本部庁舎、

水道庁舎について、対応策を検討して来ました。

そのような中、平成23年3月11日の東日本大震災が起こり

、本庁舎等(市役所本庁舎、消防本部庁舎、水道庁舎)は

甚大な被害を受け使用停止となり、解体となりました。

現在はプレハブの臨時庁舎で業務を行っています。

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市においても庁舎整備の方策について検討してきたが、

市議会においても、本庁舎等の整備方針及び進捗状況等を

調査・検討するため、平成24年6月に

「東日本大震災に伴う市役所本庁舎等の整備に関する調査特別委員会」

(議長を除く全議員が委員となった)が設置された。

これらの結果、本庁舎等は、現在地に建て替えることに決定した。

決定した内容は

1、現在地も含め決定に至った理由

  ・現在地は、水戸駅に近く、公共交通網とともに道路網が

   充実しており、アクセスに優れている。
 
   すでに市役所を核とした都市機能が集積し、

   コンパクトなまちづくりを実践できる。

  ・国の財政措置により、財源が確保でき、

   用地の取得費用も生じないため、市の財政負担、

   市民の負担軽減につながる。

  ・改修に比べ、庁舎の耐用年数や整備費用の点で、

   中長期的なライフサイクルコストの抑制が可能になる。

  ・地質調査の結果及び専門家の意見から、

   現在地の地盤はビルなどの建築物を支える十分な剛性と

   強度があるとともに、液状化の可能性が低いことなどから、

   十分に安全であることが確認できた。

    ※ 現在地は、元々は沼地であったとのこと。

2、整備方針として
  ・本庁舎等は、旧庁舎と同じ場所とする。
 
  ・高い耐震性はもとより、十分な防災設備、自立性を備えた

   ライフラインの構築など、防災拠点として構造的・技術的にも

   最大限の安全性を確保する。

  ・災害発生時の迅速な初期活動や応急対策の実現のため、

   本庁舎と消防本部庁舎及び水道庁舎の一体化を図るとともに、
   
   防災センターを設置する。

  ・誰もが快適に利用しやすい庁舎環境を目指す。

3、市民参加については、
  ・市民1万人アンケートを平成23年12月に実施した。

  ・市民検討委員会を平成24年5月から11月まで延べ7回実施した。

    ※ 場所については、市民から意見を求めることはなかった。

      庁舎の内容等について意見を求めた。

4、新庁舎の基本理念等については、下記の通りです。

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  ・建物の概要は、鉄筋コンクリート造、建築面積は約5804㎡、
  
   地上7階、高さ約34m、免震構造、

  ・基本理念は 「安全で市民が快適に利用できる庁舎を目指して」

  ・目指すべき新庁舎像は

    ・総合防災拠点として安全性が高い庁舎

    ・全ての人にやさしい庁舎

    ・質の高い市民サービスを実現できる庁舎

    ・市民に開かれた親しみやすい庁舎

   ・環境にやさしい庁舎

財源としては、下記の通りです。
    ・概算事業費  203.8億円(解体工事費5.2億円含む)

    ・財源計画   震災復興特別交付税  102.6億円

         地方債         83億円

         一般財源         2.1億円
 
         庁舎等整備基金等    16.1億円   
  
     計 203.8億円です。 

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※本庁舎の場所については、市民の意見を求めることなく、

市長の判断により現在地に決め特別委員会においても決定をした。

東日本大震災の時には、多くの市民が本庁舎に集まったとのこと。

庁舎が災害時の防災拠点であることを示したようだ。

新庁舎建設工事は、平成28年度から約2年間の予定で行う予定。

現在は雨水貯留層設置工事中です。耐用年数は65年。

防災センターの設置そして屋上にはヘリポートを設置し、

災害時の支援物資の受け入れや救急患者の搬送等に活用予定。

また、太陽光発電、省エネルギー対策、屋上緑化などを予定している。

最新の機能を備えた建物が平成30年8月末には完成予定です。

財源として震災復興特別交付税の存在は大きいものがある、と感じる。

春日部市でも本庁舎の建設に向け、

12月議会に「新庁舎建設検討特別委員会」が設置された。

委員の一人として、水戸市の事例を参考にしっかりと

取り組んで參ります。