2番目 「防災総合避難訓練を企画してください。シュミレーションを。弱者に対しての対応は。
回答
① 防災総合訓練について
防災総合訓練については、現在、自主防災組織による自主防災訓練のほかに、
総合的な防災訓練として県防災関係機関、ライフライン機関及び自主防災組織
(自治会)等の参加による地域別防災訓練を実施しております。
この訓練は自助・共助における防災力向上を目的としており、避難訓練、
地震体験訓練、ライフライン機関の電気・ガス機器取り扱い訓練、
電話安否確認訓練等に対して、参加者が直接訓練を実施していただく
ものであります。
今後も、この防災関係機関も参加する総合的な地域防災訓練を、
春日部市自主防災組織連絡協議会の意見等を伺いながら、実施してまいります。
② シュミレーションについて
シュミレーションについては、本年7月、192の自主防災組織を対象に災害時
を想定して、事前に災害対応をイメージする災害頭上訓練(DIG:ディグ)
を実施し、自主防災組織の充実強化を図ってまいりました。(118名参加)
この訓練は、参加者が地域の地図を囲み、災害をイメージして避難場所や
役に立つ施設、危険な場所や困った人が発生しないかなど、気づいことを
地図に書込み、個人と地域の取り組みの重要性を再認識する訓練で
あります。今後は、避難所の運営や対応をイメージする避難所運営訓練
(HUG:ハグ)につきましても、春日部市自主防災組織連絡協議会と
協議し、実施に向けて検討してまいります。
③ 弱者に対しての対応について
災害対応は過去の教訓から謙虚に学ぶ姿勢が非常に大切で、まずは
「自分の命は、自分で守る」の自助、「自分たちの地域は自分たちで守る」
の共助が重要であると考えております。
災害発生時に支援が必要な方に対する対応につきましては、地域で声をかけ合い
一緒に避難していただくことなど、地域における一連の協力・支援が必要と
なります。このことから、災害時において、自力で避難することが困難な
高齢の方や障害のある方などを地域の助け合いにより、避難支援を行って
頂く「春日部市災害時要援護者避難支援制度」を平成23年3月から、自治会の
ご協力により導入しております。本制度の導入にあたっては、本制度の趣旨を
ご理解のうえ、各自治会において、導入自治会として登録することの合意形成
図って頂き、その後、必要な手続きとして春日部市自治会連合会(事務局:
市民参加推進課)に「導入自治会内諾書」を提出していただきます。
その手続きによって、支援を希望する個人の方は、市に「登録届出書兼
名簿」を提出することができるようになります。市はその名簿を自治会、
自主防災組織、民生委員、消防団などへ提供することで、支援を希望する
方に対して、災害時の避難支援を地域の皆様が協力して行って
いただくものです。なお、自治会によっては共助の取り組みとして、災害
発生時に支援が必要な方との日頃から「顔の見える関係づくり」を構築し、
独自の取り組みを実践している地域もあります。
本制度の導入自治会につきましては、市公式ホームページや広報かすかべ
に掲載を行うとともに、ご案内リーフレットを関係各課(防災対策課・
高齢者支援課・障がい者支援課・介護保険課)に配架して周知しております。
今後も引き続き、本制度の周知に努め、推進を図ってまいります。
(担当:防災担当課)
※ 小渕地区の避難訓練での挨拶です。